くるぶし　あんくーる

　
ローゼンケーニッヒ　-　Rosenkönig
中世イギリスであった、ランカスター家とヨーク家の
内乱である薔薇戦争をモチーフにした2人用ゲームです。
まぁ内容の方はそんなに複雑なものでもなく、いわゆる
陣取りゲームです。
けっこう古いゲームみたいで一時期絶版になっていた
ようなのですが、最近になって缶箱入りで復活しました。
予約開始から届くまですっげぇ時間かかりましたけど…
　

　
ルールは非常に簡単。
9×9のマス目があるボードの真ん中に王冠があり
それを手札に従って移動させて、移動先に自分の
コマを置く。これを交互に行って全てのコマ（52個）が
ボードの上に置かれるか、コマが動かせなくなった
時点で自分のコマの得点を数えて決着。
基本的にはこれだけです。
移動に使う手札には8方向のいずれかに向かう指示と
何マス移動させるかの数字だけが記載されています。
ゲーム開始時には山から5枚ずつ引いて、全て表向きに
自分の前に並べておきます。
自分のターンではこの中から1枚を選んで王冠コマを
移動させて、移動した先に自分の色を示すコマを置きます。
もし手札が5枚以下ならコマを動かす代わりに山から
カードを引くことができます。カードを引いた場合はコマの
移動は行えません。
また、コマの移動先は基本的に空きマスでないといけません。
ただしゲーム中に4回だけ、相手のコマの上に移動して
そのコマを自分の色に変えることができます。色を示すコマは
オセロのコマのように表裏で色が異なっているので
置いてあるコマをひっくり返すだけです。なお自分の色の
コマの上には絶対に移動できません。
そうこうしていくうちに盤上はコマで埋まっていきます。
手札5枚のどれを使っても移動できない、ひっくり返す4回の
権利も全て使ってしまっている、という場合にはパスになり
相手にそのままターンが移動します。
そうしてお互いどちらも動けなくなるかコマが全て配置されて
しまうとゲームは終了。得点計算タイムとなります。
得点は単純に自分の色のコマを数える訳ではなく
配置されている自分の色のコマが縦横でつながり連続している
マスを1つの塊として数えて、その数の二乗が得点となります。
○○○●○●
●●○●○○
●●●○○●
上記のような配置になっていた場合、●は5個、2個、1個、1個の
塊があるので（5×5）+（2×2）+（1×1）+（1×1）で31点になります。
○は4個と5個の塊なので（4×4）+（5×5）で41点です。
コマの数は同じなのに、つながり方の違いで点差ができます。
最後の計算は若干面倒なものの、ルールは非常に簡単。
ただ相手の手札もオープンなのである程度どのように動くか
予想もできていろいろと考えさせられます。
そして奥さんとの対戦結果。
1勝3敗(‘A`)
しかも最初から3連敗したあとのかろうじての1勝。
ガチガチの理詰め系のゲームかとも思ったのですが、
カード運もあるのでなかなか思うように動けずにズタボロ(‘A`)
なんというかこう、ここ！っていう勝負所がわかりにくくて
ぼんやりとした感じでゲームが進行していって、いつの間にか
残りのコマが少なくなって「あれ？終わり？」っていう流れに
なりがち。でもそれがつまらないわけでもなく、もう1回！
とやりたくなる不思議な魅力のあるゲームです。
週末にはまた奥さんと対戦してリベンジしないと…