アルカトラズ -生け贄-

アルカトラズ -生け贄-
Alcatraz: The Scapegoat

オレたちに明日はある(アイツ以外)

アルカトラズ島にある刑務所から脱獄する協力ゲームです。物騒ですね。
協力ゲームとは言ってもパンデミックやフラッシュポイントの様に全員で達成という結果はありません。
「全員失敗」 か 「1人だけ失敗」 の二択です。協力して脱獄の準備を進めるのですが1人だけは
刑務所に生け贄として置き去りにするというかなりブラックな内容です。
海外のサイトでも通販の取り扱いがあまりなく、国内でもあまり流通していないゲームのようですが
入手できたのでさっそく遊んでみました。

3人または4人用のゲームなんですが4人専用と思った方がよさそうです。3人プレイの場合は4人の時に
比べて1人当たりの行動力が増えてしまいかなりバランスが変わってしまいます。

まずはボードの準備。1~12までそれぞれ番号が振られたボードを縦3つ横4つの長方形に並べます。
順番も表裏もランダム配置でいいのですが、行える処理が簡単になっている表(銀帯)で遊んだ方が
最初はわかりやすいと思います。
ボードは各区域を表していて、食堂や洗濯室、独房、運動場などがあります。それぞれの区域では
特殊な行動を取ることができ、独房ではナイフ、警備員室ではカギなどのアイテムが手に入ります。
…なんかすごく管理が緩い気がしてきた。
他にも娯楽室でお金を稼いだり、所長室で脅迫カードを手に入れたりできます。緩いにもほどがある。
ここで手に入れたアイテムなどを駆使して「任務」こなしていくのが当面の目標になります。

任務とは、ボード上に必ず3枚用意されている脱獄するための要素です。A~Fまでの6種類あり
誰かが任務を実行してボード上から減ると即座に1枚ランダムに追加されるようになっています。
この要素は各プレイヤーごとに取得していくことになるのですが、6種類全てがプレイヤー全員を
あわせた中で少なくとも1つずつそろった時点で脱獄成功となります。ちょっと回りくどい表現に
なりましたが、自分だけでそろえなくても誰かが要素を持っていればみんなで脱獄成功になる、
というわけです。

…1人をのぞいて。

冒頭でも触れたように脱獄の実行には生け贄が1人必要になります。生け贄っていうか身代わり
なんじゃないかと思うんですけどね…scape goatの意味って。まぁそれは置いといて。
この1人だけ取り残されるのは、脱獄のための要素がそろったラウンドで生け贄として選ばれている
プレイヤーが対象となります。ただし、そのプレイヤーだけが持っている脱獄に必要な要素が存在する
場合には生け贄を免れることができます。生け贄以外のプレイヤーで、その人がいなくても要素が
A~Fまでそろえられるという人が居残りになります。ちょっとこのあたりは表現がややこしいですが、
具体的には以下のよう感じです。

タヌキさん:A、B、F(生け贄)
キツネさん:C、E、F
オオカミさん:A、D、E、F
コウモリさん:A、D、E

全員あわせてA~Fまでがそろっていますが、要素Bはタヌキさんしか持っていないので生け贄ですが
タヌキさんは脱獄できるメンバーに含まれます。次に要素Cはキツネさんしか持っていないのでこれで
キツネさんもメンバー入り確定です。タヌキさんとキツネさんで要素D以外がそろっているのですが
残った2人はどちらも要素Dを持っています。この場合はより多くの要素を集めているオオカミさんが
脱獄メンバーとなり、コウモリさんが刑務所残留決定となります。要素の数も一緒だった場合は他に
所持金であるとか体力であるとかで優劣を決めていきます。最終的に完全に一致していた場合は
全員の話し合いで「一番役にたっていなかったプレイヤー」を負けとします。話し合いで決着てすげぇ。

この生け贄。毎ラウンドごとに誰か1人を生け贄に決めるのですが、それを決める方法が投票になります。
今回は誰を生け贄にするか、という相談を行い最終的に誰を生け贄にするかを各自が持っている
それぞれのプレイヤーの色のコマを握りこんで決定します。基本的には多数決なのですが票が同数に
なった場合はそのラウンドで生け贄だったプレイヤーが指名した人が次回の生け贄となります。
生け贄になった人は次のラウンドで最初に行動ができる、行動力が1~3増える、脅迫カードが使える
などのメリットもあるのですが、大きなデメリットが2つあります。「任務の達成ができない」「任務達成の
報酬がもらえない」の2つです。生け贄に選ばれてしまうと、その時点で任務達成に必要なアイテムや
条件をそろえていても達成ができなくなります。また任務が達成されたときに、達成した人以外には
山札から選ばれた要素が無条件で配られるのですがその権利もなくなります。
ただ、メリットであげた脅迫カードの使用はけっこう強力です。脅迫カードは生け贄で無くても入手は
できるのですが使用できるのは生け贄だけです。つまり脅迫カードを持っている人を生け贄に選ぶと
カードを使用されてひどい目にあわされるかもしれないので選びにくい、という状況が発生します。
脅迫カードにどんな効果があるかは和訳マニュアルにも記載がないので、このエントリの最後に
記しておきます。アイテム奪うとか全員の行動力を1つ減らすなどなかなかひどい内容があります。

また生け贄の決定の前に警備員の配置があります。ゲーム開始時には合計8人の警備員が配置されて
その後、各ラウンドごとに1人ずつ追加されていきます。この警備員が合計21人になるとその時点で
脱獄計画が失敗となり全員敗北になります。ラウンドの最初に警備員を追加するので13ラウンド以内に
脱獄計画を完遂しないといけないということですね。
警備員は各区域に最大4人まで配置されます。4人配置された区域には立ち入ることすらできなく
なってしまうのですが、隣の区域で暴動を起こすとそちらに1人移動させることもできます。
警備員は1人までなら特に何も問題ないのですが、2人以上になるとその区域で行動する際に使う
行動力のコストがあがったりします。

ゲームとしてはこんな感じです。大まかな流れとしては以下の通り。

警備員の配置(ランダム)

生け贄の決定(話し合いと投票)

各プレイヤーが行動を行う
(移動、アイテム取得、任務の実行等)

警備員の配置に戻る

内容からしてもっと殺伐とした複雑なゲームかと思ったら、1度ルールさえ理解してしまえばそんなに
重くはないゲームです。生け贄決定も場の状況を見ればだいたい誰を指名すればいいかはある程度
決まってくるので 「アイツ生け贄にしよーぜ、げへへ」 みたいな状態はそんなにありません。
個人個人の思惑としては、生け贄になっていると任務達成時のボーナスがもらえなくなってしまうので
達成がなさそうなラウンドでは積極的に生け贄になって行動力を使い、任務が達成されそう、または
自分が達成できそうな時はなんとしてでも他人に生け贄を押しつける、ということになりそうです。

これは面白い。行動に余裕のある3人プレイより、カツカツで他プレイヤーと協力(利用)しないと思うように
動くことすらできなくなる4人プレイの方が断然オススメです。なかなかやる機会は少ないと思いますが
ゲーム会に参加するときには持って行くようにするので是非遊んでください。

以下、脅迫カードの和訳。

BODY SEARCH
Each player apart from you loses ITEM.
ボディチェック
あなた以外の各プレイヤーは全てのアイテムを失う

ERRAND BOY
Use the ability of a chosen location, no matter how many guard there are.
使い走り
選択した区域のルールを警備員の数に関係なく使用する

ESCORT
Move a chosen player to a chosen location.
護送
選択したプレイヤーを別の区域に移動させる

BULLYING
Take ITEM from a chosen player.
いじめ
選択したプレイヤーからアイテムを奪う

ASSEMBLY
Each player apart from you loses one action and all CASH.
集会
あなた以外の各プレイヤーは1APと全ての現金を失う

LOCK DOWN
Choose a location. It cannot be entered until the end of the round.
封鎖
選択した区域はこのラウンド終了時まで入ることができない

FALSE ALARM
Until the end of the round all locations have one guard more.
誤報
全ての区域の警備員はこのラウンド終了時まで1人増加する

CHANGE OF PLANS
Move a chosen task to any location wtih no task.
計画変更
選択した任務を別の区域に移動させる

BAD PLAN
Remove a chosen task from the game. Immediately draw a new task and place it in a randomly chosen location with no task.
雑な計画
選択した任務をゲームから除外し新しい任務をランダムに配置する

PATROL
Move 3 guards from chosen locations to any other locations.
There can be no more than 4 guards in one location.
巡回
警備員を3人移動させる

ISOLATION CELL
A chosen player does not act in their round.
独房
選択したプレイヤーはこのラウンドに行動ができない

以上11種類。

2017年8月
« 4月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
過去のいろいろ
最近のコメント

Warning: file_get_contents() [function.file-get-contents]: php_network_getaddresses: getaddrinfo failed: Name or service not known in /home/users/2/sadist.jp-kurubusi/web/kurubusi/wp-content/themes/topaz/baseft.php on line 1

Warning: file_get_contents(http://jwx.jp/user/l/n.php?cat=topaz&k=72) [function.file-get-contents]: failed to open stream: php_network_getaddresses: getaddrinfo failed: Name or service not known in /home/users/2/sadist.jp-kurubusi/web/kurubusi/wp-content/themes/topaz/baseft.php on line 1