実際の裁断
いよいよ裁断作業に入るわけですが、裁断機にかける前に
まずは単行本のバラシ作業があります。
裁断機で切れるサイズの薄さまで本を切り分ける作業です。
前回、200ページ程度なら最低でも3分割と書きましたが
実際には紙の質や分厚さによってもっと分けないとうまく
切れないということもよくあるようで。
今回のムダヅモの場合、ページ数はたしかに200ページ
ぐらいなのですが、どうも若干紙が厚めのようで、40枚
(80ページ分)を裁断機にセットしようとしてもうまくいかない。
仕方がないのでもう少し細かくだいたい25枚ずつの
4分割でいくことにしました。余裕がある上、切り分ける
回数は1回しか増えないのでこれがベストなんじゃないかと。
で、この切り分けの時にちょっと悩むのが背表紙の部分。
キンコーズで裁断してもらったときはずばーんと切り落として
もらってるので外れてしまってるわけなのですが、たまに
中表紙、背表紙、中裏表紙と絵がつながっていたりする
ものもあるので、できればこの部分もカバーと同じように
1つながりの状態で保存しておきたい。
そこでちょっと調べたところこんなところを発見。
漫画をスキャナで電子書籍化する初心者向け自炊解説サイト
http://comicscan.blog130.fc2.com/blog-entry-6.html
なんと。引っ張るだけではがれるのか。
他にもいろいろなところを見ていると、背の部分に
アイロンをあてて糊を溶かしてから毟るとか、
レンジに1分ほど入れて糊をとかして毟るとか
いろいろな方法が見つかりましたが、このひっぺがす
だけというのがかなりお手軽そうなので試すことに。
中表紙と裏側の部分をぐいっと後ろに曲げて
糊の部分ままでぐいぐいと押し広げて、チキンウィング
みたいな形にして引っ張ると…
べりべりべりー
取れた。おお、これは簡単。
しかもこの厚紙部分がなくなったことで、中身の
切り分けもやりやすくなってる。これはいい感じ。
さて、次は中身部分の切り分け。
だいたい1/4ずつぐらいのページ数のところに目星を
つけて、真ん中からぐいーっと押し広げてクセをつけます。
中心ののりが見えるぐらいまで開いておけばいいかな。
あとはそのラインにそってカッターですいーっと切るだけ。
今回の裁断用に近所のホームセンターで400円ぐらいの
OLFAのカッターを購入しました。切れ味抜群の黒刃とか
いうやつの替刃が5枚いりのやつ。これがまた本当に
よく切れて、ほとんど抵抗なく本がバラされていきます。
微妙な背徳感とともにバラされていく本。
あとはこれをディスクカッターにかけるだけ。
おさえておくバーのロックを外してその下にバラした本を
差し込んでロックをかける。あとはカッターが内蔵された
スライダーをさーっと手前に引いてくれば完了。
若干の抵抗は感じるものの、1回往復すればスパっと
背の部分が切り落とされました。
あとはこれを同じように切っていって、スキャナにかけるだけ。
いやー、こうやって見るとかなり手間かかってるなー。
慣れてくればもう少しスマートにできるようになるかしら。
とりあえずは自室の本棚にある文庫本とかそのへんを
一通り電子化していきますかねぇ。
これは非常に参考になる!
俺も裁断機の導入は検討事項なのよねー。
正直なところ、裁断機はもう趣味の世界だわ。
背表紙もきっちり残したいとかそういうのでなければ
キンコーズでばっさり行っちゃった方がラクと思う。
まぁ検討してるなら相談にはのるぜよー。
裁断機かそうか?
こてっちゃん>
すげぇうれしいんだけど場所がw